色と形で変わる洋服のコーディネート

洋服のコーディネートを考える時に、私はいつも服の色と形を重視しています。

個人的に私は中原淳一や高畠華宵など、昭和のデザイナーが好きで、昭和初期の雑誌をいくつか所有しています。
当時の洋服はデザイン画を元に、ハンドメイドで作るかや仕立屋さんを利用して仕立てるのが一般的だった様で、デザイン画と共に洋服のパターンが付いている事があります。

彼らの洋服を見ている内に、私は洋服の印象は色と形で決まる事に気が付きました。

単体では地味に見える洋服でも、コーディネートによっては見違えるほど華やかになる事があります。
この現象は色と形によって引き起こされているのです。

ずいぶん前に読んだ中原淳一のコラムに、単色で汚い色という物は無く、すべての色は組み合わせによって美しい・美しくないという事が決まると書かれていました。

これは本当で、単体ではとても綺麗な色の服でも、コーディネートによっては色がくすんで見えたり、逆にその部分だけが浮いて見えたりするのです。
ですから、洋服をコーディネートする際には華やかに見える配色を大切にしています。

また、洋服の形は広がりすぎず、タイトすぎず、基本を外れない形の洋服はコーディネートしやすく、個人的にはタイトな洋服とギャザーの多い洋服を組み合わせる事が多いです。

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